”辻元よしふみの世界”からあなたは帰れなくなるかもしれません。


新刊書評

  「スーツー軍服!?」新刊書評

ナイルス・ナイル2008年5月号(ナイルスコミュニケーションズ)
スーツと軍服の不思議な関係。私たちが何気なく着こなしている洋服。実はその起源は 軍服にあるという。彩流社から刊行された「スーツ=軍服!?」には、スーツから腕時 計まで、私たちの知らないミリタリーファッションの影響や起源が詰まっている。ファ ッションの原風景に触れたとき、袖を通したジャケットやスーツに不思議な感覚を覚え るかもしれない。

「ミリタリークラシックスvol.21」(イカロス出版)
「スーツ型衣裳の原型はルイ14世時代の軍服」「ダブルのブレザーの語源は英海軍の フリゲート艦」など、われわれの身近なところにもミリタリーファッションの影響はた くさん残っている。日本でも企業戦士の戦闘服といえばスーツだが、それも元をただせ ば軍服に由来するものなのだ。本書は服飾史と戦史の観点から、洋服やその正しい装い 方、それぞれが持つ意味まで学べる内容になっている。ミリタリーマニアでなくても、 一読すればスーツに対する見方も着こなし方も変わる、目からウロコの軍装解説書。

「マスターモデラーvol58」(芸文社)
スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった、とのキャッチコピー どおり、本書は現在一般的となっているファッションのデザインの中には軍服を起源と しているものが多いということをわかりやすく紹介。トレンチコート=イギリス軍の塹 壕用野戦コート、などよく知られているものから、かなりマニアックなものまで多種多 様なファッション例が記載されている。著者はファッションのみならず、軍服、戦史な どミリタリー全般にも詳しい方なので、ミリタリーに詳しい方も(もちろんそうでない 方も)安心して読むことができる。

「モデルアート」6月号(モデルアート社)
戦史および服飾史の研究家である著者が、スーツをはじめとする身に着ける諸々につい ての蘊蓄を傾ける。トレンチコートが塹壕戦に由来することは、ミリタリーファンには 比較的知られているが、他にも中世から現在までの、数々の軍服の歴史が綴られる。対 象は勲章、靴、鞄、帽子、腕時計など多岐にわたる。多数収録されているイラストは、 イラストレーターである著者の奥さんによるもの。

「朝雲新聞」4月10日号
日本人の男性がふだん着ている洋服は、元々は西欧の軍服から発展したということはよ く知られているが、スーツはフランスのルイ14世時代の軍服に由来し、ブレザーは英 海軍の軍艦名であり、トレンチ・コートは塹壕戦用の野戦服だったと認識している人は そうは多くないだろう。本書は今日の洋服のルーツを歴史的に明らかにし、漫画家の著 者夫人が描いたイラストと共に、古今東西のさまざまなミリタリー・ファッションを体 系的にまとめた軍用被服の研究書だ。
 スーツ、ブレザー、コート、ネクタイ、ブルゾン、靴、帽子などの項目別に分かれ、 それぞれの由来やその後の発展について詳述。カーディガンはクリミア戦争が起源で、 タキシードは英海軍の礼装から生まれたことなどが紹介される。英国人男性が今も色や 柄の美しいレジメンタル・タイに特別な関心を寄せるのはそれがレジメント(連隊)識 別用のものだったからというのは興味深い。
 このほか階級章や勲章の歴史、敬礼の裏話など逸話も抱負に盛り込まれ、さらに随所 に挿入されたナポレオンやマッカーサー、ロンメル将軍などのイラストはとてもファッ ショナブルで、眺めているだけで楽しい。

「アームズマガジン」5月号(アームズマガジン)
なんとも「そうなのか!?」というタイトルで始まる本書は、現代日本でもよく使用さ れているスーツなどの衣類のルーツが、もとは軍用であったことを解き明かしていくと いう異色の書籍です。・・・考えてみれば、軍服を「歴史的」に眺め、その由来がなん であったか、なぜ現在の形となったのかという点に目線を向けた書籍はあまりありませ ん。そうした点を考慮して、今回はこの書籍をオススメとさせていただきました。

「繊研新聞」2008年4月新刊書評
「ミリタリーファッションの影響など、服飾の歴史から男の服装を見直す。・・・由来 やエピソード、史実など詳述。イラストや写真も豊富で男の服飾と服飾雑貨の事典とし ても有益な一冊。

「産経新聞」3月30日書評
ファッションに関するウンチク満載なのが、辻元よしふみ著「スーツ=軍服!?」(彩 流社)。私たちが身につけているスーツもブレザーもトレンチ・コートも、その源流を たどれば軍服に行き着く。


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